経営学部 経営学科
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大阪地方裁判所見学・傍聴に行ってきました!

 5月29日、大阪市北区西天満にある大阪地方裁判所を訪問し、裁判所の見学と裁判の傍聴をさせていただきました。今回は、本学部・公共経営専攻3年ゼミでの学外活動の一環として、ゼミ生および教員の計37名が参加しました。

大阪地方裁判所

 

 本館の玄関ホールには、その日に開廷する裁判のスケジュール表が置かれており、裁判の開始・終了時刻、事件名、法廷の場所、期日の予定(判決や審理など当日行われる予定)といった情報を確認することができます。裁判を傍聴する前に、まず、裁判が行われていない法廷を見学し、裁判所の職員のかたから、法廷や裁判の仕組みなどに関する詳細なお話を伺いました。また、質問タイムでは、学生からの質問にも丁寧に答えてくださいました。例えば、刑事裁判に一般市民が参加する裁判員裁判に関する質問や、「傍聴中にメモをとってもよいか」といった質問が出ました。

 いっぽう、傍聴席だけでなく、普段間近で見ることができない裁判官の席など、法廷の各座席に実際に座ることができ、大変貴重な経験となりました。また、裁判官・検察官・弁護士といったいわゆる法曹や裁判所職員の具体的な業務を知り、将来、裁判員になることも十分考えられる学生たちにとって、裁判員制度に対する関心や理解を高める有意義な機会となりました

職員による説明

 

 法廷での説明を聞いた後、学生たちは当日開廷する38の刑事裁判から各自興味を持つ事件を選んで、裁判を傍聴しました。刑事裁判では、罪を犯した容疑で起訴された被告人に対して、法律の定める手続きにしたがって、「有罪か無罪か」、「有罪ならばどのような刑罰を科すべきか」を判断します。当日行われている裁判の中では、罪状が覚せい剤取締法違反のものがもっとも多く、その他に窃盗や詐欺、傷害、器物損壊といった事件もありました

 初めての裁判傍聴ということもあり、学生たちには緊張や戸惑いの様子が少し見られましたが、皆、検察側や弁護側などの冒頭陳述(刑事裁判で検察官が証拠調べの初めに述べる意見のこと)や証人尋問(事件の関係者に対する質問)を真剣に聞き、裁判の行方を見守っていました。途中、被告人の意味不明な供述や筋の通らない主張に思わず首をかしげたり、また、裁判中に出てくる難しい法律用語など、一生懸命メモを取る学生もいました。裁判の様子は、普段ニュース、あるいはドラマや映画でしか知る機会はありませんでしたが、今回の傍聴を通じて、裁判の種類、流れなどを知り、リアリティのある法廷の雰囲気を肌で感じることができました。

裁判所でのゼミたちの体験、学習

 

* 実際に裁判を傍聴した学生たちのコメントを紹介します。

司法に対する意識が変わった、貴重な体験をした」

「日頃、ニュースなどでよく裁判所の風景は見るのですが、実際目で見たら、日本の法律や裁判の様子、全て新鮮で、非常に勉強になりました!」

「殺人、覚せい剤、交通違反など犯罪が様々ありますが、反面教師で、このようなことには絶対関わらないと思いました」

裁判官の方が同じ人間ですが、神様のように見えた瞬間が多々ありました。人の人生はその一言で左右されていくと思うので、自分の判断や言葉などで人生が決まると考えると、とても恐ろしかったです」

弱者を守り社会の正義を保つのが法律なんだと実感した。将来自分が裁判員裁判の裁判員に選ばれることもあるかもしれないから、そのためにも法律についてさらに詳しく勉強したい!」

といった意見が寄せられました。

 

 実際の裁判は、裁判員裁判は3名の裁判官と6名の裁判員(前列の9名)によって行われ、奥の扉から入廷されます。今回の記念撮影をするにあたり、裁判官の法服(黒のガウン)も着用させていただきました!

法廷見学時の記念撮影「はい、チーズ!」

 今回の裁判所訪問は、裁判所のしくみや裁判の流れに加え、裁判員制度や執行猶予のあり方といった問題だけでなく、犯罪に至った人物を取り巻く環境などについても深く考えるきっかけを与えてくれる、とても貴重な体験でした。

 最後に、ご多忙にもかかわらず、私たち一行を案内してくださった裁判所の皆さまに、この場を借りて心よりお礼を申し上げます。

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