ホーム・カミング、わたしたちのキャンパスで―「IBU精神保健福祉OB会」研修会開催―



2月23日(日)、本学7号館の教室で、「IBU精神保健福祉OB会」研修会が開催されました。

「IBU精神保健福祉OB会」は2009年9月に設立されました。IBUで精神保健福祉士国家試験受験資格を取得して、現在、精神保健福祉業務に携わっている卒業生の集まりです。「OB会」は、卒業後の研鑽と親睦のため、毎年2月と8月に研修会・親睦会を開催しています。

今回の研修テーマは、「『改正精神保健福祉法』の内容とその問題点―医療保護入院と権利擁護者制度を中心として―」でした。

講師として来ていただいたのは、NPO法人 大阪医療精神人権センター 代表で、弁護士の位田 浩先生です。先生には、これまで、家族に重い負担を強いてきた「精神保健福祉法」の中の「保護者制度」について、その歴史的背景や問題点、今回の改正のポイントなどについて講演していただきました。

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講演の後は、グループで事例検討を行い、医療機関や地域における法制度にかかわる課題について話し合いました。
位田先生からは、グループワークの講評や精神保健福祉分野における法律問題についてもご教授していただきました。

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法律の問題というと、とかく難しいものと思いがちですが、先生にとてもわかりやすく教えていただき、非常に有意義な時間になりました。

参加したメンバーからは次のような感想が寄せられました。

講演について
・今後、自分達に直接関わってくる法律なので、勉強になった。
・医療保護入院の変更点について学べて参考になった。
・仕事の現場では聞くことができない話を聞くことができた。
・法改正の具体的な点が分かった。
・法律が苦手なので、分かりやすく学ぶことができた。

事例検討について
・他の病院での対応の様子等、聞くことができてよかった。
・他の病院の現状も聞け、自分の働く病院の参考になった。
・難しいテーマで答えが出なかった。

その他
・大学に来るといろんなことが懐かしく思い出されて、うれしい気分になる。
・後輩たちの熱心な姿を見ると、初心にかえることができる。
・卒業後も定期的に研鑽できる機会があることがうれしい。IBUで学べて良かった。

 

OB会は、卒業生を母校に迎えるホーム・カミングの機会でもあります。大学はOBのみなさんをいつでも待っています。
次回は、新しくできる、あべのハルカス サテライトキャンパスで会いましょう。

 

 

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