人文社会学部 人間福祉学科 健康福祉専攻
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【見えない障がいを理解する】パネル発表:アルコール依存症を巡る社会的障がいを考える

 2019年1月21日(月)、精神保健福祉士を目指す3回生の学生が精神保健福祉援助実習指導A(人間福祉学科 健康福祉専攻 石田晋司准教授)の学修の一環として、 「見えない障がいを理解する」をテーマに、「アルコール依存症を巡る社会的障がい」について のパネル発表を行いました。使用したパネルは、学生自身が作成したもので、発表の原稿も学生たちで考えたものです。会場は、あべのハルカスサテライトキャンパスで、西成区地域福祉アクションプラン障がい部会(※)の会議の時間を使わせていただきました。

西成区地域福祉アクションプラン障がい部会:社会福祉協議会、区役所、保健福祉センター、保護司会、民生委員、事業所、当事者団体などが参画し、地域福祉を推進する活動に取り組んでいます。

もくじ

  • 「見えない障がいを理解する」
  • 社会環境が与えるアルコール依存症への影響
  • 発表を終えて

「見えない社会的障がい」を理解する

 西成区では、だれもが安心して暮らし続けられるまちづくり「つながりのあるまちづくり」のために、地域で取り組まれている活動をはじめさまざまな「福祉活動に主体的に参加していく」「福祉活動をひろげていく」ことを通じて「福祉によるまちづくり」をめざすこととして、西成区地域福祉アクションプランを策定・推進しています。
 「西成区地域福祉アクションプラン障がい部会」はその中で、障がいに対する理解を深め、障がい者に対する偏見や差別の解消や、当事者が安心して地域で自立生活を送れるようにさまざまな取り組みを進めています。

 「見えない障がいを理解する」をテーマにした本学学生によるパネル作成は、今年で6年目を迎えました。昨年までは、発達障がい、精神障がいなどの「個をめぐる障がい」についてのパネル作成でしたが、 今回は「社会的障がいの視点」 でパネルを作成し発表しました。

社会環境が与えるアルコール依存症への影響

 社会的障がいをテーマにしたパネル作成の発想のきっかけは、見学実習をさせていただいたアルコール専門治療クリニックで得た気づきでした。テレビ宣伝による販売促進活動、コンビニエンスストア、自動販売機、冠婚葬祭など、毎日の生活の中でアルコール飲料を身近に感じない日はないと言っても過言ではありません。アルコール飲料は、経済活動、社会的慣例や社会インフラを通じて生活と深く結びついており、アルコール依存症者の断酒の困難性を高めています。このような環境も断酒が困難な要因との気づきを得ました。

 発表終了後の質疑応答では、身近な着眼点からの「社会的障がい」に目を向けた視点を評価していただきました。また、今回の発表を受けて会議の中でも、アルコール依存症者を取り巻く環境の改善に向けて地道な取り組みを進めていく必要性が再認識されました。

発表を終えて

【参加した学生のコメント】

短時間での制作でしたが、このパネルを見ていただけることによって、一人でも多くの方が依存症について考えてもらえるようになれば嬉しいと思います。

 なお、発表したパネルは「あったかハートをつないで~障がい者地域生活支援のつどい~」(主催:あったかハートをつないで実行委員会)など「あったかハートをつないで実行委員会」が主催する西成区内の障害者等の福祉啓発イベントでも展示されます。

【関連リンク】

→人間福祉学科【健康福祉専攻】の学びについてはこちら

→西成区地域福祉アクションプラン障がい部会

→あべのハルカスサテライトキャンパス

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