患者の「生活」に寄り添うMSWインターンシップ特別講義
2018年8月20日
●医療ソーシャルワーカー(MSW)をめざして
医療ソーシャルワーカー(MSW)をめざす学生が受講する「MSWインターンシップ」。
毎年、医療ソーシャルワークの実践現場に学ぶ特別講義を開講しています。講師には今年も、大阪府済生会富田林病院 医療福祉相談室長の吉松利通先生をお招きしました。
吉松先生は、9月(冬学期)から本学科の専門科目「医療福祉論」もご担当いただくことになっています。
●医療ソーシャルワーカーの仕事とは
病気で入院したり、療養を続けることによって、患者さん本人や家族の生活に及ぼす影響を考えることがMSWの仕事である、と話され、その業務のスタイルとして、「支援しようと思っていない」と“意外”なお言葉が。
●医療ソーシャルワーカーとして大切にしていること
この言葉の真意は、「“支援する-される”ではなく対等な関係性を保つことが大切」「患者さんからの支援の要請を待つのではなく、積極的にMSWから動くことが大切」というものでした。
その上で、患者さんの自己決定を大切にすることや、患者さんの立場に立ったサポート体制づくりなど、具体的な実践活動のポイントを教えていただき、学生たちは、吉松先生の言葉を聞き逃すまいと、真剣にメモを取り、熱心に聴き入っていました。
●医療機関でのインターンシップに向けて
学生たちは、今後、本学独自のプログラムである、「医療機関でのインターンシップ研修」に参加します。知識や技術を身につけるだけでなく、吉松先生から教わった、医療ソーシャルワーカーとしての大切なことを意識して、研修に臨んでほしいと願っています。
吉松先生、貴重なご講義をありがとうございました!
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