実践者から学ぶ「ケアマネジメント」の醍醐味!
2016年10月15日
人間福祉学科健康福祉専攻では、ソーシャルワーク(相談援助)の援助手法のひとつであるケアマネジメントを学んでいます。
「ケアマネジメント論」では、実践現場でケアマネジャーとして勤務し、指導者でもある社会医療法人大道会東成おおみちケアプランセンター・センター長の片山治子先生をお招きして、「実践現場でのケアマネジメントの実際」と題して実践現場で日々体験されている利用者への支援の難しさ、やりがい、専門職に求められる姿勢について事例を通して具体的に講義していただきました。
具体的な支援の事例では、「あなたが専門職ならば、どのように対応しますか?」と学生に問いかけながら双方向の形式で、臨場感も伴いながらわかりやすく教えていただきました。
以下、写真と学生の感想で講義の様子をお伝えします。
「あなたならどう考えますか?」
少し照れながらも、片山先生に実習での学びも交えながら伝えることができました。
《学生の感想》
ケアマネージャーの仕事
- ケアマネジャーという職業のイメージを鮮明にすることができた。
- 相談援助と同じで、アセスメントの重要性を再確認できた。
- ケアマネジャーは、日々の様々な体験の中で、学ぶことが多く、魅力ある仕事だと思った。
事例を通しての学び
- 相談援助実習での学びをさらに深めることができた。特に、実習中には学ぶことのできなかった事例の内容が非常に興味深かった。
- 具体的な事例を通してのお話で、普段の講義で理解できていなかったことが理解できた。
- ケアマネジャーとして様々な体験のお話の中で失敗や問題点についてもわかりやすく伝えていただき、興味深く話を聴くことができた。
職場での話し合いの大切さ
- 職場での毎週の事例検討会、支援するうえでの大切な見通しを話し合えることは、悩んだ時など、とても助けになると感じた。
- 職場での話し合いは、抱え込みやバーンアウト防止になると理解できた。
多職種連携やチームアプローチの大切さ
- 他の専門職との連携の大切さを具体的に学ぶことができた。
- 入院から退院への支援に関わる専門職のつなぎ目(病院:医療ソーシャルワーカー、在宅:ケアマネジャー)での情報共有の大切さが理解できた。
- 一人の人の支援に関わる多様な専門職が互いに理解し合うことがチームであると学んだ。
相談援助の専門職(ソーシャルワーカー・ケアマネジャー)への想いが
高まっていることが伺えます。
片山先生、お忙しい中、貴重なお話を本当にありがとうございました。
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