福祉施設の現場から学ぶ ~特別講義2 障がい者分野~



健康福祉専攻の特色のひとつに、充実した実習教育が挙げられ、2年生では11月に約2週間の体験実習に取り組みます。
その学習の一環として事前に特別講義が設けられています。今回は社会福祉法人なにわの里の梅林真由子先生と仲村友美先生にご講義いただきました。
仲村先生は四天王寺大学人間福祉学科在学中になにわの里で実習に取り組み、その後もボランティアやアルバイトという立場でかかわり続け、同法人に就職されました。

jinken_260917_03●なにわの里とは
なにわの里は障がいをもつ人の生活を支える施設です。個別支援、自立支援、地域生活支援という3方針を掲げ、障がいをもつ人や子ども、ご家族の方からの相談に応じています。

●想いを伝えるために
どのような障がいがあっても、人間はかならず想いをもっています。言葉で想いを伝えることが難しい人の想いをくみ取ることが、相談援助職に求められています。この施設では、想いをスタッフに伝えるために、iPhoneやiPadなどのアプリが活用されています。

 

jinken_260917_02●学生による受講レポート
一人ひとりに合わせた生活環境をつくるため、そして、本人の人生をより良くするために、さまざまな方法や手段が用いられていることを学んだ。

・スマートフォンのアプリを使い始めて、本人に笑顔がみられるようになったと聞いた時には、とてもやりがいのある仕事だと感じた。たくさんの失敗を繰り返しながら、成功へとつながったときの嬉しさは大きいだろう。私もそのようなサポートがしたいと改めて決心することができた。

 

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・障がい者分野の仕事に魅力を感じた理由として、「わからなくて難しそう、だからこそ、面白そう」と先生がおっしゃっていたことに驚いた。先生方のように探究心をもつことで、仕事への視点や姿勢が変わることを知り、もっと視野を広げていきたいと思った。

 

 

 

 

 

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