教育学部 教育学科 中学校英語・小学校コース
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石原田先生の英語の語源の四方山話:その3

 

石原田先生の 英語の語源の四方山話よもやまばなし !!!

 

本来語の「5」、「6」に関して

今回は、「5」と「6」のお話です。five, finger, fist に共通する fi- の部分、これらは同じ語源なんです。そんなことを考えてみましょう。

本来語の「5」はfive ですね。「5番目」は fifthですが、なぜ語中で -v- は -f- と交替するのでしょう。

歴史的には [-f-] の方が古く、[-v-] は [f] が母音間で有声音化して [v] になったものです。fifth の場合、接尾辞の -th が無声音ですので、本来の [f] を保っています。

複数形の fives は「5本の指、こぶし」を意味します。実際、語源的にはfinger 「指」自体 five と関係があり、「5本のうちの一本」という意味から、「指」を意味するようになりました

日本でも、特に金銭に関する話をするときなどに、何も言わず片手を開けて「5」を示すことがありますね。両手を広げると「10」です。英語のfist 「こぶし」も語源的に five と関連していて、「5本指」を意味しました。

さて、analogue 「アナログ」の対義語はdigital 「デジタル」ですね。デジタルとは、ゼロから9までの数字表示のことですが、英語の digit もdigital も元々は「手足の指」を意味しました。ものを数えるのに指折り数えたからです。

数字の5はローマ数字ではV(v)と書きますが、これは10を表すX(x)の上半分を表しています。「5」を表す外来の形容詞は quinary、接頭辞は penta-, quint- などがあります。

 

「6」は six ですね。語尾は子音が連続して [-ks] となります。さらに序数になると sixth [siksθ] となるので、子音が3つも連続して舌がもつれそうです。こうなると、母語話者でも発音しにくいので、しばしば略式に [sikθ] とか [siks(t)] と言っています。「6」を表す外来の接頭辞には hexa-、sex- などがあります。

 

 

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