教育学部 教育学科 中学校英語・小学校コース
-最新情報-

石原田先生の英語の語源の四方山話:その2

 

石原田先生の 英語の語源の四方山話よもやまばなし !!!

 

英語の語源の四方山話(Ⅱ):本来語の「2」、「3」、「4」に関して

前回は、英語の語源のはじめとして「1」を取り上げました。今回は、続く「2」~「4」までに関して考えてみましょう。

英語の本来語で「2」は to や too と同音のtwo ですね。なぜ two の語中に -w- があるのでしょうか。

それは、むかし発音していたからです。

現代英語のつづり字は、すべてではありませんが、ほとんどはむかしの発音を表しています。たとえば、high の -gh、know の k-、often の -t-、should の -l- などは現在発音されず、黙字となっていますが、かつては発音されていたのでつづり字に残っているのです。

「2」を表す two も同様で、アングロ・サクソン時代、つまり古英語では [twɑː](トワー)と言っていました。それが後に発音が変化して [twόː] になり、語中の [-w-] は発音から脱落して [tuː] になりました。作家のMark Twain (マーク・トウェイン)はペンネームで、「水深2尋(ひろ)」の意味です。mark は水の深さの単位(約1.8m)、twain は数字の2、つまり、船乗りの用語で「マーク2!」という掛け声から採られました。between の -tween も、その twain と語源は同じですので、between は原則として「2者の間」を意味します。

英語で「2回、2倍」はtwice ですね。twi- は twin「双子」のように「2倍」でもあり、twilight「たそがれ」のように「半分」でもあります。語源的には twilight は「半分の明かり」を意味し、「薄明り」のことです。twig 「小枝」とtwist 「編む」も語頭に twi- がありますね。そうです。やはり、「2」を語源にしています。

「2」との意味の関連をイメージできるでしょうか。

枝のように2つずつ分かれていく様子、そして縄のように2つを1つにねじりあわせる様子が浮かんできませんか。

そうなると、しめたものです。それが語感です。

さらに、英語には面白い発音があります。twopence 「2ペンス」を [tʎpəns](タペンス)と発音します。「2」を表す外来の形容詞は binary「2つの」、double「2倍(の、に)」など。

外来の接頭辞には bi-, duo-, di- などがあります。

 

本来語で「3」はthree ですね。thrice 「3回、3倍」という語は今では少し古くなりました
現在は一般に three times と言います。2ペンスをタペンスと言いましたね。threepence 「3ペンス」 も特異で、[θrépəns](スレッペンス)と発音します。「3」を表す外来の形容詞は tertiary「3番目(の)」、triple「3倍(の)」などがあります。

外来の接頭辞は ter-、tri- などがあります。 

「4」はfor と同音のfour ですね。そこで、電子メールなどでは手間を省いて for を4で表します。たとえば、“4 u” と書いて“for you” と読みます。「4」を表す外来の接頭辞には tetra-, quart- などがあります。

一覧に戻る
学科に戻る