教育学部 教育学科 小学校・幼児保育コース
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できるだけ多くのことにチャレンジして人間力を鍛えよう!!~浅田昇平先生を紹介します~  

今年度、教育学科に2人の先生が新しく着任されました。前回、山田綾先生を紹介しましたが、今回は、もう一人の先生、浅田昇平先生を紹介します。

浅田昇平先生は、昨年度まで滋賀県にあるびわこ学院大学教育福祉学部に7年間勤めておられましたが、大阪で生まれ学生時代の数年間も大阪で過ごされていました。

「僕は、大阪で生まれ、小学校からは京都で育ち、大学院時代は大阪、そして滋賀に7年間住み、そして今年度からまたまた大阪に戻ってきました。でも、僕の故郷はやっぱり大阪だなと最近強く感じています」とおっしゃっています。

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浅田先生のご専門は「教育制度学」です。教育の目的や自己実現のために教育制度はどうあるべきなのか、個々の人間の一生涯にわたる体系の中で、あるべき教育制度を探究していく学問です。具体的に例を挙げてみると、

  • 学校の教育環境は子どもにとってどうあるべきか
  • 子どもの成長と発達にとって、幼稚園から小学校、中学校、高校、大学はどのように整備されていくことが望ましいか
  • 社会に出てからの「教育を受ける権利」はどのようにして保障されるか

といった問題を研究する学問です。

そのなかでも、特に、先生が研究されているテーマについて次のように話してくださいました。

「僕は、学部時代に卒業論文で生涯学習をテーマにして以来、中等教育後の教育制度に関する研究をベースに取り組んできました。教育制度は私たちの人生に大きく影響を与えます。でも、日本では、小・中学校、高校という人生の最初の方の時期の12年間でその後の人生が大きく枠付けられてしまうというような感触があります。

自己実現や自己の充足にとって「学ぶ」ということはとても大事です。その機会を一生涯にわたって社会的に実質の上で保障する教育制度とはどのようなものなのかを、アメリカのコミュニティカレッジを事例に考えています。」

最近は、生涯教育ということばを良く耳にすることがありますが、日本における生涯教育のための教育制度のあるべき姿とはどのようなものなのでしょうか。機会があれば、先生にお話をお伺いしたいものです。

 

本学では、「教育制度論」、「教職論」などを担当されていますが、どのような思いで授業をされているのでしょうか?  

「僕の担当科目は教職科目でもあり、教員としての資質、能力の修得をめざす科目ですが、学生たちが経験してきた「学校」という空間で見てきたもの、やってきたことの意味を追体験的に理解していく、あるいは問い直していくことが、とくに1年生の授業では大切かなと感じます。

たとえば、何気ないように見えていた先生の言動ひとつとっても、そこには教職の専門性に裏打ちされた教員としてのねらいや意図、あるいは思いがあったはずです。それを学生たちが認識し意味づけていく、それも手がかりにしながら学生たちが自分なりの教員像を作り上げていってくれればと思っています。」

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「いい先生を育てる」ことが教育学科教員の目標であり、「いい先生になる」ことを目標として学生も日々頑張っていますが、浅田先生の授業が、「いい先生」の具体像を考える良い機会になりますね。

 

最後に、教育学科で学ぶ学生たちに、次のようなメッセージを送ってくださいました。

「日本の教員は、《良い授業をする、そして子どもたちの学力を伸ばす》という教科指導だけではなく、学級担任や生徒指導に関わって様々な事柄が教員の職務とされ、あるいはそのように期待されています。

諸外国の学校であれば、教員だけでなく多様な専門職員が分業しながら担っていることを、日本では個々の教員が単独で担っているとも言える職務実態があります。それだけに、子どもたちにより長く、より深く寄り添える、子どもたちの成長に直接関われうるという点では、同じ教員であっても他国と比べて日本の教員はたいへんやりがいがあるとも言えます。

でも、だからこそ日本の教員には、教科の専門性だけでなく、人間性や社会性、リーダーシップや魅力などといった様々な人間的要素が資質、能力として期待されることにもなります。これは、たとえば各自治体の教採での「求める教員像」を見ても明らかです。だから、とくに教員をめざすみなさんは、学生時代にぜひできるだけ多くのことに積極的にチャレンジして行ってほしいと思います。その中で自分や自分を取り巻く環境が唯一のスタンダードではないことを実感してほしいです。」

 

教育力とともに教師にとって大切な資質のひとつである人間力を高めるためには、旺盛なチャレンジ精神を持ち視野を拡げることが大切です。そのためにも、学生には4年間を有意義に過ごして欲しいと願っています。

 

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