教育学部 教育学科 保健教育コース
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【模擬授業】養護教諭が実践する保健教育!

学内での授業はもちろん、教育実習に加え、学校ボランティア活動、病院見学実習、学外演習などを経験した4年間の学びの軌跡の集大成。

 それが『教職実践演習』です。 

養護教諭や小学校教諭を目指す先輩たちが、どのような模擬授業を行ったのか見てみましょう!

もくじ
  • 『教職実践演習』のポイント!
  • Case1:けがをしたら、なにができるかを考えよう
  • Case2:風邪の予防
  • まとめ:日々、進化する授業デザイン
『教職実践演習』のポイント!

4回生が実践する保健教育の模擬授業である『教職実践演習』では、次に上げるような教員としての資質能力が身についているかを確認します。

  • 4年間で培った [知識・技能] が授業デザインに反映されているか
  • 教員としての [人間性] や授業における [表現力] 
  • 児童の反応を生かした [思考力・判断力] を必要とする授業作り
  • 児童たちが協力して取り組む [主体性・多様性・協働性] を育む指導法

学生たちは、先生役と児童役に別れて模擬授業(30分)を展開します。

【模擬授業の設定】
IBU小学校に養護教諭として勤め、小学校教諭免許を有する養護教諭として、児童に伝えたいことは何か。
Case1:けがをしたら、なにができるかを考えよう

学校全体で体育の授業などを通して怪我をし、保健室へ来室する児童が多数います。
体中に流れる血液中の赤血球や白血球の役割について、怪我をした箇所がどのように治っていくのかを学習。
また怪我をして保健室に来室する前に児童自らが行動できることを含めて指導します。

Case1では、小学校4年生のクラスという設定。
先生役:「転んだりして怪我をすると、肘や膝はどうなる?」
児童役:「血が出る!」
先生役:「はい、そうですね~。血の中には大きくわけて3つの働きがあります!」

このような発問での応答から “怪我をすると出血するということ“から赤血球、白血球、血小板の学習 につなげます。このように 児童に伝えるための工夫として、文字だけではなく視覚教材は非常に有効 ですね。

児童には「ワークシート」を配布し、それぞれの細胞にどんな役割があるのかを考え、記載させます。
考えが進んでいない児童には先生役がイメージしやすいようにアドバイスを行います。
その後、 隣の児童とのペアワークを行い、自分の考えとの照らし合わせ を行います。

【児童の評価観点】
児童らの行動観察を行い、自ら考えを持ち、ペアワークに参加することができるか。

そして答え合わせをおこないつつ板書。 黒板に書く文字も4年生時点で学んでいる漢字を想定 しています。「怪我をしないようにするは、どうすればよいでしょう?」という発問では、児童役の学生も4年生の気持ちになって考えます。

先生役:「怪我をして保健室に行く前に、どんなことをしてから行くと良いでしょうか?」
児童役:「傷口を水で流す。」
児童役:「担任の先生に言う。」
といったやり取りが。

【児童の評価観点】
保健室に行く前に何をするかを考え、理解できているか。

最後にはまとめとして、
怪我をすると出血し、その血液中には赤血球、白血球、血小板という細胞があること、そして怪我をして保健室に行く前に自らができること、学習したことを振り返ります。

Case2:風邪の予防

11月になり気候の変動も厳しく、毎日行っている健康観察では風邪の症状を訴える児童も増えています。
そこで、風邪の予防の1つとして手洗い・うがいの正しい仕方について指導し、風邪予防に努めるように促します。

Case2では、小学校3年生のクラスという設定。
先生役:「今日は“正しい手洗い・うがいの仕方”を勉強します。」

このような発問からはじまり、 “今日が何の学びであるか“授業の見通しを印象付け ます。

この2つの手のイラスト、一方が手洗い前、もう1つは手洗い後のイメージです。
さて、どちらが手洗い後のイラストなのでしょうか?


正解は、左側のイラストが「水であらった手」のようです。
 日頃行いがちな水だけの手洗いでは、除菌効果は十分とは言えません。 

先生役:「手あらい・うがいをするのは、どんな時かな??それぞれ考えて、たくさん書きましょう。」

ここでも児童に「ワークシート」を配布し、手あらいグループ、うがいグループの2つに分かれてのグループワークと児童による発表を行います。

【児童の評価観点】
児童らの行動観察を行い、グループワークに参加し、自ら考えを発言することができるか。

手洗いグループ、うがいグループとも「外で遊んだあと」「外から帰ってきた」と共通する項目が出ましたね。
先ほど説明した「水だけで手洗い」するのではなく、石けんをよく泡立てることがポイントと説明します。

そして 手の洗い方にも視覚教材を用いて注目させ 、正しい手洗いやうがいの仕方について指導します。

実際に手を使って、指の間や爪の部分など、どのように洗うかを実践します。
黒板に貼ってあるバイクのイラストは「ハンドルを握るように」を表現した図です。

手だけではなく手首の回りも忘れないように、しっかりと指導します。

【児童の評価観点】
ワークシートに学習したことの振り返りを記入させ、理解できているか。

最後にはCase1同様にまとめとして、ワークシートの内容と合わせて理解促進を行います。

まとめ:日々、進化する授業デザイン

今回、先輩2人の4年生が行った模擬授業。

単に教科書に沿った説明と板書だけではなく、 ペアワークやグループワークといった学習形態や指導、児童をどのように評価するのかといった観点 など、授業を進める上での学習指導案の作成から視覚教材に至るまで、全て学生本人が手作りで行います。

授業を通して

  • 児童がきちんと思考しているか
  • 主体的にワークに取り組めているか
  • 発言しているか

などを見るために、発問にも意図やねらいが盛り込まれています。

準備にも相当、時間がかかっており、先生役・児童役の学生ともに、それを知っているので授業に向かう姿勢は本当に真剣です。将来出会う児童をイメージして、楽しく準備段階から模擬授業に取り組めています。

教員採用を目指す学生たち。
「いい先生とは?」という課題に向けて、これからも探求は続きます。

【関連リンク】

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