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仏教教育活動:野中寺座禅会

聖徳太子ゆかりのお寺で座禅会

 

梅雨の中休み、時おりまぶしい日差しの射す6月21日、四天王寺大学の地元の羽曳野市野々上にある聖徳太子ゆかりの名刹「中之太子 野中寺」で、共通教育科目「仏教実践演習」の学外実習として、座禅会を開催しました。

この科目は、2年生以上を対象にした、実践的に仏教を学ぶための科目です。ふだんの授業では講堂の椅子席で瞑想・写経を行っていますが、今回は、実際の仏教修行の場で瞑想を行うことで仏教体験を深めました。

野中寺は飛鳥時代に聖徳太子の命により蘇我馬子が創建したという由緒ある仏教寺院で、中世には伽藍が戦乱で焼失しましたが、江戸時代の前期に慈忍慧猛によって復興され、僧坊を備えた戒律の道場として全国に名が知られました。

この日は仏教に関心をもつ9名の学生が参加しました。江戸前期に建造された趣ある勧学院で、まずご住職からお寺の歴史についてご説明を受け、全員で般若心経を唱えたあと、「両跏=りょうが」という両足を組む本式の作法で瞑想を行いました。緑があふれる中庭から風がそよぎ、鳥のさえずりの聞こえるなか、ふだんとは違う瞑想に心が静まりました。

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瞑想の後はご住職から、中庭の対面にある江戸時代の比丘寮(僧侶の宿舎)について解説してただきながら、文化財に指定されている寮の内部を見学しました。この文机と仏様とだけがある四畳半の部屋で、かつて僧侶が精魂込めて修行に励んだことを思うと、こちらも身の引き締まる思いがしました。

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座禅会の終了後、野中寺のすぐ南側にある竹内街道を最寄駅まで歩いてみました。この街道は、推古天皇の時代に作られた難波から都の飛鳥に通じる幹線ルート、いわば古代の国道一号線です。この古代の道をたどりながら、古代の英雄・ヤマトタケルの墓とされる白鳥陵などを巡りました。

四天王寺大学の周辺には、古市古墳群をはじめ、歴史ある神社仏閣が多くあります。時間のある折に、散策されてみてはいかがでしょうか。

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