研究・教育施設

恒例の野中寺座禅会を実施しました。

梅雨晴れの6月24日(土)、大学近くの名刹である野中寺(やちゅうじ)で座禅会を実施しました。共通教育科目「仏教実践演習」の課外活動として、野中寺様のご協力を得て、毎年実施しています。今回は、本学の学生の他、ちょうど研修で滞在中のユタ大学生2名も参加してくれました。

交通量の多い堺―羽曳野線に面した野中寺ですが、一歩境内へ入ると、外の喧騒が嘘のように静かで清々しい空間が広がり、心が洗われるようです。

野中寺は江戸時代、仏教革新の拠点となる律宗の道場として知られ、全国から志のある僧侶が訪れ修行しました。我々もその由緒ある道場で、本学の教員で僧侶でもある藤谷先生のご指導を受けて座禅を組みました。

 

座禅で心も頭もスッキリしたあと、ご住職の野口眞戒先生のご案内により、江戸時代から残る重要文化財の宿舎「比丘寮(びくりょう)」を見学させていただきました。かつて修行僧が生活した、全国的にも珍しい貴重な遺構です。四畳半の部屋は書き物をする文机と不眠の修行を行う繩床(じょうしょう)などごくわずかの物しかありません。修行僧が行った「自誓受戒(じせいじゅかい)」の修行には自ら肘(ひじ)を焼くという厳しいものもあったそうで、それが記された『梵網経(ぼんもうきょう)』も解説してくださいました。

 

必要最小限の物しかない簡素な部屋で修行に明け暮れた当時の僧侶を思うと、現代の学徒も見習わなければと、自ずと身が引き締まる思いがしました。
興味のある方は次の機会にぜひ参加してください。

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