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「聖徳太子ゆかりの地をめぐる―斑鳩寺・鶴林寺編」取材見学レポート【その②】

6月18日、IBUの仏教教育広報誌『ウパーヤ』の取材のため、兵庫県へ取材に行って参りました!!!

今回は2つのお寺を取材してきました! 

まず向かったのは、兵庫県揖保郡太子町鵤(いかるが)にある斑鳩寺(いかるがでら)です
このお寺は、今から1300年程前に聖徳太子が御開創になった由緒あるお寺です。推古天皇14年7月、推古天皇は太子に請うて勝鬘経(しょうまんぎょう)を講義させられました。天皇はその内容に感激し、播磨国揖保郡の水田360町を太子に賜りました。そこで太子はこの地を斑鳩荘と名付け、一つの伽藍を営まれました。それがこのお寺です。

 

お寺の山門では、ユーモラスな仁王さんが出迎えてくれます。東門は「赤門」という名が付き、まるで某大学の門みたいです。また、立派な菩提樹や三重塔もあり、愛するペットの冥福を願う、ペット観音という珍しい観音様もおられました。

 

続いて向かったのは、兵庫県加古川市にある鶴林寺(かくりんじ)です。
「刀田(とた)のお太子さん」とも呼ばれています。その昔、高句麗の僧、恵便(えべん)法師が、排仏派であった物部氏の迫害から逃れ、この地に身を隠していました。聖徳太子は、法師の教えを受けるため、この地にやって来られ、587年、秦川勝(はたのかわかつ)に命じて精舎を建立されました。当初は、刀田山四天王寺聖霊院と名付けられましたが、1112年に今の鶴林寺という名前になりました。ボランティアガイドさんのお話では、大阪の四天王寺を建立する前に、ここに密かに四天王を祀り、後に大阪で立派な四天王寺を建てられたそうです。

 

こちらの山門では、私たちのよく知る怖い仁王像が出迎えてくれました。また、三重塔の鬼瓦はどこから見ても鬼に睨まれる造りになっていました。これは、鬼が邪を寄せ付けないように見張りをしているんだとか。

そして、このお寺で有名なのは太子堂です。これは、国宝にも指定されていて、桧皮葺(ひわだぶき)の屋根がとても変わった形をしています。邪念を振り落とし、願いを叶える「ふりきる門」というパワースポットや隣接している公園もあるので、気軽に行ってみるのもいいかもしれません。

 

二つのお寺を取材し、様々なものを見たり・触れたりすることができて、楽しかっただけでなく、その土地その土地での信仰や私たちの知らない仏教・聖徳太子にまつわるお話が聞け、とても勉強になりました。皆さんも興味がわいたら訪ねてみてください。

(学生編集員:川口泰幸)

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